少し間が空いてしまいましたが、
今日は木造耐力壁ジャパンカップ2回戦
第2試合の対戦をご紹介いたします。
チーム匠(アキュラホーム+東京大学木質材料研究室+篠原商店)
『矢来 』
VS
チームKYTⅡ(ポラス建築技術訓練校)
『頑固親父』
チーム匠と言えば、ほぼ毎年決勝戦を戦っている強豪です。
ことしは、昨年トーナメント優勝の壁『紬』の形状は継承し、
レギュレーションの改正を受け
樹種をシラカシからヒノキへと変更しています。
そのため、柱・梁・土台の緊結は、
東日本パワーファスニング製のロングビスによる緊結方法で、
耐力強化をしての参戦です。
一方のチームKYTⅡ(ポラス建築技術訓練校)は、
昨年予選敗退の雪辱を果たし、決勝トーナメント初参戦です。
柱・梁・土台の特性に各々符合する樹種を選び、
金物を使用せず、足元には足固め、上部には斜材、
中央部には合板を配置した要素のたくさん詰まった壁です。
さて、対戦の結果は、どちらも破断には至ることはなく、
変位量の小さかった『矢来』が準々決勝へ勝ち残りました。
『頑固親父』は、いろいろな要素が入っていて、
細かい部分まで、工夫されている壁でした。
部材数も多いのですが解体作業も丁寧で
観ていて気持ちのいいチームでした。
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第16回木造耐力壁ジャパンカップ-2
第16回木造耐力壁ジャパンカップ-1