いつも空之介君は散歩の最中に、
ずっと匂いを嗅いで、ひたすらに情報収集に励んでいます。
そうしますと時々、球状のものを発見します。
球状のものに目がない空之介は、
発見したテニスボールや軟球、
時には夏みかんなどのこともありますが、
何とかして自分のものにしようと、必死になります。
夏みかんの場合は、よーく匂いを嗅いで興味を失っています。
写真のテニスボールも
公園のフェンスの向こう側にあったのを見つけ、
必死でフェンスを乗り越え、持ち帰ってきたものです。
テニスボールの場合、持ち帰ったあと放置していると、
しばらく、黙々とボールとの格闘が始まります。
黙々と何をしているかと思えば、
表面の繊維を剥がして、ガムのように噛み始めます。
ずっと噛んでいるとパーンと破裂してしまうのですが、
この時は本人もビックリした顔をしています。
最終的には、テニスボールがこんな ↑ 悲惨なことになります。
これからは、折角見つけたボールなんだから大切にしようね。
空ちゃん。