今日は、今朝読み終えたばかりの本についてです。
「ぼくはお金を使わずにいきることにした」
マーク・ボイル 著 吉田奈緒子 訳
訳者のことが書かれた記事を読んだことがきっかけで、
この本を読んでみることにしました。
ケチや節約の本ではなく、お金を使うという行為に疑問を持ち、
1年間、お金を使わないで生きる実験に臨み
そのことの顛末についてを書き綴ったものです。
お金を使わない生活を始める準備段階から、
生きる行為の一つ一つについて、
どのように考えて、この実験に臨むのか、
検討し答えを出していく過程が書かれていて、
興味深く読むことができました。
そして、スローな生活は、イソップ寓話の
キリギリスの生き方ではなく、アリの生き方で、
そう遠くない昔の日本の日常だったのだと思いました。
タイトルから受ける印象よりも、
実際に読んだ内容の方がとても好いと思える本でした。