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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
近年、次から次へと省エネルギー住宅の基準に関する新しい言葉が登場し、何が何だか解りづらくなって来ました。トップランナー制度、BELS、HEAT20、ZEH、認定低炭素住宅などなど。今日は、この「省エネルギー住宅の色々」を整理してみたいと思います。

現在進行形の建築の省エネ基準は平成28年度基準と呼ばれています。5年前までは、次世代省エネ基準(平成11年度基準)と言われた性能と同等程度と言われていますが、現行の基準によって、より正確に性能を確かめる事ができるように計算の仕方が変わりました。この基準は、2020年度からすべての住宅への義務化が予定されていましたが先送りになった状況です。
また、この省エネ基準とは別に誘導的基準も設けられています。これは省エネ基準より10パーセント以上一次エネルギーの使用量を削減する性能の基準です。

認定低炭素住宅はそれに当たります。低炭素住宅の認定を受けると住宅ローンの控除などの税制の優遇や補助金を受ける事が出来ます。

更に住宅の性能を高めたZEH(ゼッチと読みます)も補助金を受けることができます。ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの事で、建物の窓や断熱の性能を高くしてエネルギー効率を上げ、更に太陽光発電を設置して創エネすることで、エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅です。

他にBELSというものがあります。BELSは住宅の省エネルギー性能の表示制度です。BELSの手続きをすると、省エネ基準を満たしているのか?誘導的基準を満たしているのか?ZEHを取得しているのか?が一目で解ります。

最近は、HEAT20という言葉も耳にするようになりました。こちらは国の政策ではありません。
現行の省エネ基準も誘導的基準も、認定低炭素もZEHも節水や節湯、節電なども考慮に入れてエネルギーの効率性を算出するのに対して、HEAT20では、住宅の窓や断熱の性能に着目しています。そしてHEAT20にはG1とG2の性能があり、温熱環境に特化しているためG1の性能でも、ZEHの窓や断熱の性能より高く、G2は更に高性能になります。

松匠創美の事務所兼ショールームは、住宅ではないので認定低炭素やZEHの取得はできませんでしたがBELSの手続きをしました。また、温熱環境は、HEAT20のG2の性能でもあります。
この時期に来社した人は、エアコンを入れてますか?と聞いてくることもあるくらいの室内環境ですので、是非一度お越しください。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日は、松匠創美の建てた家で、「緑ゆたかな古都の家」をご紹介します。
松匠創美では、初のチャレンジとなった焼杉の家のご紹介です。とんとん拍子にお話しが進んだり、敷地で困ったことがあったり、完成まで色々な事がありました。
(※申し訳ございません。こちらはメールマガジンの記事になります。WEB検索からお越しの方は、お手数ですが、こちらからご覧いただけますと幸いです。)

クライアントからご連絡頂いたのは2年程前です。
造成中の土地をご購入され、「土地の引き渡しを待っている段階でもご相談可能ですか」というお問合せを頂き、一緒に家づくりをする事になりました。お打ち合わせの際、毎回、葉山まで徒歩で2時間半かけてお越しになるほど、エネルギーに極力頼らず、健康的な生活をされている方でした。

敷地は、閑静な谷間に造成中の区画です。東北西の小高い山に囲まれ、山の向こう側にはそれぞれ寺院もあり、歴史を感じる緑豊かな場所でした。

クライアントのご希望は、国産無垢材の使用と瓦屋根、内部は左官仕上げの平屋建て古都の家です。

計画地は、南を除く3面が道路に面し、南面は隣地が一段下がっているので、冬でも採光が期待できる環境です。また、西側も南側隣地と同じ一段下がって駐車場用スペースになっています。

ご希望に添えるよう、よくよく平屋を検討させて頂きましたが、敷地に段差があることや風致地区の規制により道路から1.5M以内は建物の計画が不可という条件が重なり、ひと部屋だけ2階に計画させて頂き、道路から見ると平屋に見えるよう工夫しました。また、古都の家というご希望に沿う外観をと外壁に焼杉(杉板の表面を黒く炭状になるまで焼いた材)を貼るご提案をさせて頂きました。

計画が順調に進む一方で、造成工事は遅々として進まず、延期につぐ延期でヤキモキすることもありましたが、焼杉材をクライアントのご実家の敷地を借りて一緒に焼いたりしました。そうして完成した家は、クライアントらしい古都の家になりました。

家へのアプローチは北西の玄関からです。玄関を入ると高い勾配敷天井の空間で、実際の床面積より広く感じる空間になりました。目に飛び込む、遊び心ある襖紙はクライアントのアイデア。玄関ホールには来客が利用しやすいようトイレや手洗いコーナーも併設されています。
玄関から入って一つ目の部屋が客間です。こちらも高い勾配敷天井になっていて、窓には障子を納めました。障子は外部の視線を遮り、光を拡散してくれる為、天井の高い部屋に光が回りも明るくなります。

玄関から二つ目の部屋からがプライベート空間で、居間になっています。居間には、畳の小上がりと、コンパクトなキッチンがあります。キッチンの奥に脱衣室と浴室、2階の個室へは、居間から上ります。個室を2階にした事で、1階がコンパクトになり、南側の庭に、小上がりと一体的に使える広い縁側を計画する事ができるようになりました。

2階の個室からは、緑豊かな景色を見る事ができ、また、客間とは障子の開口部で、居間とは吹抜で空間的に繋がっている為、家中を空気が循環できるようになっています。

そう言えば、初めてお会いした時からトントン拍子にお話しが進みまして、松匠創美を選んで下さった理由をお聞きしていませんでしたが、エネルギーに頼らず健康的な生活をされているクライアントのご要望の「古都の家」が完成してみて、選んで下さった理由が分かった気がしてきました。

松匠創の建てた家から写真を覧いただけます。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
まだまだ肌寒い日もありますが、開花している桜もアチラコチラにチラホラと。かたやマスクと眼鏡姿の人も増えてきました。ということで、今日は「住まいとスギ花粉」について書いてみたいと思います。

松匠創美には花粉症の人が1人だけいますが、国民の4人に1が花粉症で、国民病とも言われるようになっているそうです。その花粉症の原因となる花粉の8割がスギ花粉なのだそうです。
花粉症対策と言えば、マスクと眼鏡の着用。花粉が付着しやすい生地の衣服を避ける。家に入る時は衣服についた花粉を落とす。花粉が飛ぶ日は窓を開けない。お掃除は朝方に行う。などがあります。ポイントとして「室内へ花粉を入れない。入ったものは掃除と洗濯で家の中に残さない」という事になる為、高気密高断熱の省エネルギー住宅は有効という声もあります。
窓を開けて換気したい場合は、環境省が作成した「花粉症環境保健マニュアル2014」にいい情報がありました。窓を開ける巾を10センチ程度にし、レースのカーテンをすることで、全開にした時の花粉の流入量を1/4程度にする事ができるそうです。

一方で、国もスギ花粉の発生源への対策を行っています。林野庁では、戦後に植えられたスギの人工林を伐採し、公共建築の建築資材として利用し、品種改良された花粉が少ないスギをその伐採地に植栽する事を促進しているようです。間伐など、人の手によって管理されず放置されたスギの人工林では、スギが生命の危機を感じ、自身の子孫を残そうと花粉を多く飛ばします。こうしたスギを公共建築や木製の製品に利用する事でスギ花粉対策となる訳です。反対に木造住宅の場合は、ストレスが無いように管理され、花粉をあまり飛ばさない樹齢50年のスギが利用されている為、花粉症には影響が少ないと言われています。

松匠創美の建てた家は、省エネルギー性能を考慮してきましたので、外気の影響を受けやすい玄関ホールには建具を計画し、風除室のような効果を持たせて来ました。この季節は花粉の流入を減らす効果もあると思うので花粉症の方へは風除室の計画がお勧めだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

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