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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「片付けは」

【2】   家づくり雑記帖 「イースター島」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―洗面化粧台3―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「片付けは」

こんにちは、片付け好きの久保です。こう毎日雨続きですと、洗濯物もカラッと乾きませんし、気持ちまでどんよりしてしまいそうです。早く秋晴れの空がみたいです。
今日は、ひと月ほど前にあったことです。近所にお住いのクライアントさんから電話がありまして「トイレが詰まってしまったので、ラバーカップがあったら貸して下さい」とのこと。しばらく使ってはいないけれど、確かにあったはず・・・「すぐにお届けします」と言って電話を切りましたが、ハテ?どこに仕舞ってあるのか忘れています。

う~ん、ここ最近目にしたことがないと言うことは、普段空けないところに違いない・・・と記憶をたどってなんとか在り処へ辿り着くことができました。無事、お役に立つことができました。

仕舞い込んでしまって、危うく持っていないモノになってしまうところでした。使用頻度の低いもので、しかもあまり日常的に目にしたくないモノなどは気をつけないといけないと学びました。片付けは使う時に困らないために行うと言うことを忘れないで、片付けのための片付けにならないようにと改めて思った出来事でした。

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【2】       家づくり雑記帖 「イースター島」
こんにちは設計の田中です。
最近、数回に分けて色々な視点から森林について書いて来ました。今日は趣向を少し変えて、実は森林があったイースター島の話について書いて行きたいと思います。

イースター島は南米のチリ領で、チリの海岸からは西に3700キロメートル離れ、飛行機でも5時間かかる太平洋に浮かぶ絶海の孤島です。草が少し生えている程度の火山島に、大きなモアイ像が数多く点在している島として有名で、島の一部は世界遺産にも指定されています。

そんなイースター島は当初無人島だったのですが、4,5世紀頃に200人足らずのポリネシア人が移住して来る事になります。この頃の島は、ヤシの木が生い茂る亜熱帯性雨林の緑豊かな島だったことが、分かっているそうです。移住者達は生活の為に開墾し、木で家を建て、木で舟を作り漁に出て、森から食料を得たり、薪で暖をとったり、森と共に暮らし、10世紀にはモアイ像の建造も始まっていたと考えられています。
モアイ像は、守り神を現す祭壇になっているとか、部族の長のお墓になっているとか言われていますが、島の噴火口付近で掘り出された重さ20トンの像を、木の丸太の上で転がし、木の繊維で作ったロープで引っ張り、集落の内側を向いて立てられていきました。
そんなイースター島の人口は増えていき、部族も増えていきます。石器などの調査から最盛期は16、17世紀頃で1万人を超えていたそうです。
ところが、それから100年、200年の間に急速に人口が減り、遂には先住民がいなくなってしまいます。深刻な食料不足から、部族間の争いが起き、争いの中でモアイ像は次々に倒されていきました。また、ヨーロッパ人によって持ち込まれた伝染病も人口減少の原因の一つと言われてきました。

しかし、最近の研究では、食糧不足の原因は人口が増えた事では無く、以前から続けられていた森林の乱伐に寄るという説が有力です。森林減少によって、土が栄養を蓄えられなくなり、乾き、生物が減り、畑の作物も育たなくなっていったのです。

この話は、今年の初めに発表され、地球規模で、人類全体が、イースター島の過ちを繰り返さないようにと、世界中で話題となっています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは「造作家具―洗面化粧台3―」

こんにちは、千葉です。
長い夏休みが終わり、やっと普段の生活ペースに戻れて、ホッと一息です。あとは給食が始まってくれると、ありがたいですね。

今日の「家づくりのいろは」は、洗面化粧台のカウンターについて勉強していきたいと思います。
造作家具にするとカウンターの素材や、大きさ、形状など自由に選ぶことが出来ます。
素材として、木、人工大理石(アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材)、人造大理石(テラゾーとも言う:天然の大理石などを粉砕し、セメントや樹脂で固めた半人工素材)、大理石、タイルなどがあります。
洗面カウンター
木の場合は、これらの素材の中では一番水に弱いので、木で造作する際は、塗装が必要になります。その際自然な仕上がりにしたい時は撥水剤で塗装、しっかり水をはじきたい時はウレタン塗装をお薦めしています。撥水剤は、早めの塗り替えが必要ですが、自分でも難しくなく塗れる材料だそうですので、まめに塗り替えを行えば、長く持つようです。ウレタン塗装の場合はメンテナンスの目安としては10年くらいでのようです。
人工大理石、人造大理石、大理石、タイルはそれぞれ水に強いですが、人工大理石は、白っぽい色のものだと10~20年くらいで劣化により色が変色し、人造大理石の場合は、固めるための樹脂などが劣化によって変色を起こすそうです。大理石は、30年くらいはメンテナンス不要のようですが、石表面には細かい気泡があり水垢などで、徐々に艶がなくなっていくそうです。これらは一度外して、削って磨きをかけるというメンテナンスを行うと、元のきれいなカウンターに戻るそうでうす。
タイルは目地のメンテナンスに手間がかかるようです。

事務所兼モデルルームの洗面化粧台のカウンターも木で造作されています。是非見学にいらして下さい。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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ウッドデッキで駐車場を造りました。

ウッドデッキの駐車場を造らせて頂きました。

元々、家を購入された時は
スロープの駐車スペースを下った先で
ウッドデッキの階段を上って玄関
だったのですが

駐車スペースごとウッドデッキにして
下ったり上ったりしないようにご提案しました。
車のスライドドアが勢いよく開いてしまったり
閉めるのに子供の力では大変だったのも改善されたとのことで
本当に良かったです。

■ 第60号 ■

■□・・―――――――――――――2011年11月23日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□ 目次

【1】 こんな感じに過ごしています

【2】 「屋根の話し」

【3】 家づくりのことば 「 ネイレ 」

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【1】 こんな感じに過ごしています

こんにちは 田村です。

事務所から歩いて2~3分のところにある風早橋バス停。
その目の前に今月11月11日に可愛くて素敵なお店ができました。

「ガラス、琺瑯(ホウロウ)、かご、古い家具、キリムなどの布類」などアンテークとまではいかないけれど 小さい頃家にあったなぁ・・と思いだすような家具や雑貨が並んだ道具屋「wakka」さんです。

オーナーのIさんとは 葉山で保護犬活動をしているKDP(神奈川ドックプロテクション)さんを通じて知り合いました。
Iさんのお宅には 先住犬1匹の他に保護犬が2匹とちいさなお子さんが3人居て・・それはもう毎日がお祭りのような賑やかさの様ですが日頃から大好きで集めていたかごやホウロウを扱うお店をずっと出してみたかったと聞きましたので お家の事も大変そうなのに夢を叶えるなんて素敵だなと思いました。

オープン初日は生憎のどしゃ降りの雨でしたが オメデトウが言いたくて仕事の帰り お店が閉まる寸前に雨でびしょびしょになりながらお邪魔をすると そんな私にひるむ事もなくIさんは笑顔で迎えてくれました。
「オメデトウ」を伝えたのも早々 可愛らしい商品を前に興奮してしまい 目があちらこちらに行って落ち着きませんでしたが(笑)しばらくして目が慣れてくると 天井がとても高いことに気が付きました。

古い建物なので年季の入った色の梁が見えます。 Iさんに聞くと旦那さまが 低い天井の天板を取外したのだそうです。その効果あって ゆったりとして居心地のいいお店になったということです。また梁や柱が見えることで 並んでいる古い家具や器などがとてもしっくり合っていました。渋いなかにも キリムのクッションやラグ ホウロウの赤や緑の食器などがアクセントになって Iさんのセンスの良さを感じます。

アンティークや古道具はお値段が張るイメージですが Wakkaさんは ちいさな子供でも買えるモノが沢山ありました。
私も さっそくホウロウのお皿とカップをセットで頂きました♪

wakka1

震災後 葉山でも移転や閉店するお店がいくつかあり 少し寂しい時でしたので 心が温かくなる素敵なお店を開いてくれたIさんには 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「またきたの・・。」と呆れられない程度に顔を出そうと思っています。

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【2】 「屋根の話し」

こんにちは設計の田中です。

久保がブログで書いた様に、今、築30年以上経った実家の屋根の葺き替え工事をしています。
9月末の台風で屋根の一部が破損してしまい、これを機に屋根を全面葺き替える事にしました。
実家の屋根は今でも珍しいくらいの急勾配の屋根で印象的なデザインですが、実際に工事が始まり屋根の上に登って見ると屋根の形をちゃんと知らなかった事に気付かされました。
今日から2回に渡って印象に残り安い反面、意外にもちゃんと見ていない屋根について書いていこうと思います。
今回は、屋根の話し。次回は、屋根の設計です。

見ている様で、見ていな無かったと書きましたが、逆に言えばちゃんと見ていなくても印象に残るのが屋根です。
幼い子供に家の絵を描かせるとギリシャの子供は四角い箱を並べ、日本の子供は屋根を三角に描き、寒い地域の子供は屋根の上に煙突を描くと言います。

屋根は暮らしを守る大事な部分ですので、気候や文化、地域性が顕著に現れ印象に残りやすいのかも知れません。

屋根の形には一つ一つ名称が付けられています。
一番単純な三角の屋根は切妻(きりづま)屋根。
入母屋(いりもや)屋根は、日本らしい形状の一つで誰もが一度は目にしたことがあると思います。
牧場に良く見られるのは腰折れ屋根。真平らな屋根にも名前があって陸(ろく)屋根と呼びます。

その他にも、寄棟(よせむね)屋根、方形(ほうぎょう)屋根、片流れ屋根、招き屋根などいくつもの名前があります。

一見、統一感が感じられる古いまち並みでも、同じ形の家は2軒とありません。
その統一感、特に遠景の時に大きく関わってくるのが屋根の仕上げ材です。
その地域で採取しやすく、製造しやすいものが屋根材として選ばれ、屋根材の種類と降水量によって屋根の勾配が決まります。
結果、白川郷や金沢のような景色ができあがりるのです。

仕上げ材は、時代と共にどんどん豊富になって屋根の角度も様々にります。
茅葺屋根から瓦の屋根に変わり屋根の角度は少し緩くなり、鉄板の屋根では更に緩い角度まで可能になります。
今では様々な屋根材がありますが、それぞれの材に適した屋根の勾配がちゃんと決まっているのです。

松匠創美では、まちの景色の一部になり、いつしか地域の定番になる家づくりを心がけています。
屋根の材料や角度が自由になった今だからこそ、屋根の設計では何度も何度も検討を重ねます。
しかし、その検討する項目も外観だけではなく、内観や機能、法律、近隣と関わることが多く互いに影響しあいます。
次回は、そんな屋根の設計についてご紹介します。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば 「  」

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ネイレ

前回紹介しました「根切り」の次に来るのがこの「ネイレ」です。

パソコンに「ねいれ」と打ち込むと値入と一番に表記されます。根切りを聞いた時に 値切り=値切ることだと思った旨を書きましたら 久保が「あっそうだよね、それもあったんだ」と 笑いながら驚いたので あたり前の事だと思ったことが逆だったので 私も驚きました。
そして それほど基礎を作る事は 家づくりにはとても大切な工程なんだということも感じました。

ネイレとは「根入れ」と書きます。地盤を掘削する根切りをした後に 基礎が地中に埋まる部分が根入れとなります。

家の基礎は地面のうえに直接つくると弱い・・という事を前回お話したように 基礎の1部分は地中に埋めて ズレや傾きを軽減させます。私はその根切りした面を見たことがなかったので きっと綺麗に平らな状態を作っていると思っていましたら 実はいくつかの凹凸した部分がある事を知り また驚きました。

それは 基礎の一部分を根入れする事でズレなどに強くなりますがさらに引っかかりを設けることで 強度がずっと上がるのだと教えてもらいました。

これは私の解釈ですが 同じ根と書く植物の「根」も 1本よりも数おおくあるほうが地に強く根付きますから 家の根の部分の基礎も 引っかかりを多くすることで しっかりとした物になるのだと思いました。

松匠創美のウェブページに「丈夫な構造」というコンテンツがありますので そちらを見ていただくと 地盤や基礎の大切さがもっとわかっていただけると思います。

○根入れ
=基礎や杭を土中に入れること。 とくに、直接基礎にあっては地表面からさらに深くまで設ける こと。
「建築用語辞典・岩波書店」より

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美

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