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歴史ある洋館の修繕工事で
今日は木製サッシの補修について
建具職人さんと現調に行ってきました。

壁に埋まった重りを調整して
まだまだ使えるようにして行きたいと思います。

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■ 第227号 ■ 家づくり雑記帖 「住まいの耐風性能」

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木の家を知る・建てる・暮らす (家づくり雑記帖)

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葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木と自然素材で注文住宅とリフォームをしてきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。

9月になり、本格的な台風シーズンが近づいてきました。最近の台風の大型化は心配でなりません。線状降水帯にもみられる雨の量や、風の勢いも増しているように思います。今日は、住まいの耐風性能について書いて行きたいと思います。

最近の大型台風や、台風でなくても低気圧によってもたらされる強風の時、家の中にいると、家がまるで地震の時のように大きく揺れることは無いでしょうか。
2階建ての木造住宅を計画する場合に設計者が行う、構造耐力上必要な壁の量の計算では、地震よりも風に対して抵抗する壁の量で決まることもあるのです。

構造耐力上必要な壁量の計算では、床面積から割り出す壁の量の計算と、立面の見付面積から割り出す壁の量の計算の両方を満足させる必要があります。前者は耐震性能、後者は耐風性能と言います。

耐震性能と耐風性能をイメージするには、例えば辞書のような長方形のもので実験してみてください。辞書を台の上に立て、その台を指で1回、押してみてください。次に同じ力で辞書を横から指で押してみてください。こちらの方が簡単に倒れてしまいます。
ということから、実は長方形の住宅の場合、耐震性能より耐風性能で壁の量が決まることがあるのです。その結果、耐震性能は多少余力が生まれ、耐風性能はギリギリになるケースも少なくありません。

そんなこともあり、最近の強風時に地震のような建物の揺れを感じるのかもしれません。
ただ、日本の法律では、伊勢湾台風時に記録された暴風(最大風速50m/s)に対して倒壊、損傷しないよう、安全率が見込まれていることもありますので、安心ではありませんが、心配し過ぎるのも良くないと思います。

松匠創美で建てる住宅は、三浦半島の地域別風速が神奈川県で一番強く、宮崎県の日南市と同じということもあって、いつも耐風性能に対しては、法律の1.2倍程度に割り増して計算をするようにしています。また、最近は九州の家づくりの指針などにも目を向けるようにしています。

最後に、家づくりとは別の話になりますが
9月1日は防災の日です。いまいちど、避難警報のこと、避難場所のこと、家族の連絡方法のこと、土砂災害警戒区域のこと、防災グッズのことなど、家族会議をするようにしてみてください。

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

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