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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  葉山の魅力散策 「葉山芸術祭」

【2】   家づくり雑記帖 「木造住宅の直下率」

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【1】 葉山の魅力散策 「葉山芸術祭」

こんにちは、千葉です。
新学期が始まり、我が家の子どもたちは、新しいクラス、新しい先生に少しずつ慣れてきたと同時に、緊張が緩み疲れも出てきたようです。ゴールデンウィークまでもうひと頑張りです。

今日は今回で25回目の開催となる、「葉山芸術祭」をご紹介させて頂きます。今年は4月22日(土)~5月14日(日)の期間で行われますが、このイベントは開催される場所が、鎌倉、逗子、葉山、横須賀の店舗や会館、あるいは個人宅であったりと様々で、主に展示販売やワークショップなどですが、中には有形文化財となっている古い別荘のガイドツアーの企画などもあり、盛り沢山なところが魅力的です。

そんな中で最も人気があるのは葉山一色にあります森山神社境内で行われる「青空アート市」で、こちらは4月30日(日)、5月13(土)、14(日)の3日間開催されます。
そんなに広くはない境内に沢山のお店が並び、全部見て回るのが大変なほど賑やかです。
また、「屋台フードコーナー」もあり、普通のお祭りの屋台とは一味違った食事を楽しめます。「マイ箸、マイ皿、マイコップ持参」とガイドブックに書かれてある上、「ゴミ袋も持参」となっていました。環境に優しいイベントです。
公式ガイドブックが葉山近隣の数店舗に、1冊100円で置かれていますが、ホームページからPDFでダウンロードすることもできるそうです。
子どもから大人まで楽しめる「葉山芸術祭」、ガイドブックで出展される場所や日程をチェックして是非、葉山近郊でゴールデンウィークをお楽しみ下さい。

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【2】 家づくり雑記帖 「木造住宅の直下率」

こんにちは、設計を担当している田中です。
今、発売されています日経ホームビルダーに、「直下率が構造計画の新指標に]という特集記事があります。この直下率の普及には、松匠創美でもお手伝いをさせて頂いていた事もありましたので、今日は、「木造住宅の直下率」について書いてみたいと思います。

先日の4月14日で、熊本地震から1年が経ちました。熊本地震では、震度7以上の揺れが2度起きるという、想定外な事が起きてしまいました。建築業界では、震度7クラスの地震は、極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震と想定されています。その地震が立て続けに2度発生してしまったのですから、これからの家づくりについて考え直さない訳にはいきません。

実は建物の構造設計では、地震に対して倒壊しない事が目標になっていまして、損傷は仕方ないという考え方になっています。ところが、熊本地震では、1回目の地震で、損傷は受けたものの倒壊は免れた建物に再び震度7クラスの地震が襲ったのです。結果、耐震等級2(建築基準法の1.25倍の強度)の住宅ですら1階部分が倒壊してしまう例が起きてしまいました。

そこで、想定外な事も起こりうる中で、家を造る場合に考えたいのが、プラスアルファとして行う構造計画です。その一つに「直下率」という考え方があるのです。

直下率とは、上階の柱や壁が、下階の柱や壁の上に何パーセント重なっているかを計算して建物の安全性を確かめていきます。
これまで建築基準法では、阪神淡路大震災の経験から、地震時に建物の揺れを抑える耐力壁のバランスをチェックする事を義務付けてきましたが、これは各階毎に行う平面的なチェックで、上下階のバランスは考えられていませんでした。直下率は、ちょうど、この上下階のバランスを確認するチェック方法に当たる計算方法になるのです。

通常、住宅の設計やクライアントとの打合、又は、建売や中古物件の購入時の資料として、間取りを現した平面図がメインに使われます。平面図だけでは見落としがちになる上下階のバランスをチェックする事で被害を少なくする事が出来るのです。
熊本地震での調査では、柱、壁の直下率が60パーセントを超える建物の被害は比較的軽微なもので済んだようで、直下率の低い建物は、たとえ耐震等級2の建物であっても倒壊してしまったようでした。

直下率の考え方は、決して安全を保障するものではありませんが、建物の弱点を減らすのには、とても優れたチェック方法だと思うのでお勧めしたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  葉山の魅力散策 「までいなマーケット2017」

【2】   家づくり雑記帖 「施工事例-高台に建つ三世代同居の家」
(※申し訳ございません。こちらはメールマガジンの記事になります。WEB検索からお越しの方は、お手数ですが、こちらからご覧いただけますと幸いです。)

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【1】 葉山の魅力散策 「までいなマーケット2017」

こんにちは。葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】の千葉です。
旅立ちの季節でもある3月ですが、葉山町内の小中学校の卒業式も終わり、それぞれ小学6年生、中学3年生のいない学校は寂しさを感じるようです。

今日は開催間近の葉山でのイベントのご紹介をさせて頂きます。
今年で6回目の開催となる、「までいなマーケット」が森山神社一色会館で行われます。
「までいな」とは、真手(まで)という古語が起源の福島県の方言だそうで、手間ひま惜しまず、丁寧に、心をこめて、じっくりというような意味で使われるそうです。
毎年、原材料の多くにオーガニック素材を用いた食べ物や衣類、地元葉山で穫れた野菜や種、苗、使いやすい生活雑貨や日用品などじっくりと丁寧に作られたものが出店されます。
そして今年は、障害をもつ方たちの感性あふれる作品が一色会館に展示されるそうです。
2017年3月26日(日)11:00~16:00
森山神社一色会館(神奈川県三浦郡葉山町一色2165)にて開催されます。
葉山ならではの、のんびりとした雰囲気を味わえるマーケットですので、お時間のある方は是非足をお運び下さい。

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【2】 家づくり雑記帖「施工事例-高台に建つ三世代同居の家」

こんにちは、設計の田中です。
今回の家づくり雑記帖も松匠創美の建てた家です。前回ご紹介した家のクライアントが一級建築士だったのに対し、今回の「高台に建つ三世代同居の家」のクライアントは職人さんです。前回とはまた違ったクライアントとの家づくりをご紹介したいと思います。

高台に建つ三世代同居の家のクライアントと初めてお会いしたのが、2015年6月でした。当時、両親とは別の所で暮らしていたクライアントが、育った実家を取り壊して両親と暮らす為の二世帯住宅を建てたいとのご要望で、一緒に家づくりをさせて頂く事になりました。

取り壊すご実家は、土木関係のお仕事をされているお父様が増築を重ねてきた家でした。松匠創美で家づくりをする際に、実際の暮らしを拝見させて頂く「お宅訪問」の時は、昭和博物館の様な思い出を拝見させて頂くことができました。また、クライアントが住まわれていた家にも「お宅訪問」させて頂きました。こちらは、クライアントの奥様のご実家のマンションで、自然素材でリフォームされていた家を今回は手放しての新築計画でした。

ご実家があった場所は市街地にある高台です。東西に長い敷地で、傾斜の道路と北側で接道していました。南側の景色は隣地越しに山の緑を見る事ができ、北側の景色は眼下に市街地が眺望できました。また、市街地のそのまた向こうの山越しには花火が見えるというお話でした。

家づくりのご要望は、屋内階段で行き来ができる完全分離型の二世帯住宅。親世帯は、お母様の趣味の物が収まる大きな収納とお仕事用の事務所。子世帯は、花火を見る事が出来るウッドデッキと対面式のキッチンでした。

1階と2階、各々で打ち合わせを進めながら完成した家は、敷地の東側に駐車スペースを設け、1階の親世帯へは、その駐車場側から家の北側を通り抜けアプローチします。北面の真ん中に設けた玄関を入ると東南に面したLDKです。1階のキッチンはL型がご希望でした。そのキッチンの北側にWC、洗面脱衣室と浴室を配置して、水廻り設備を1か所にまとめました。主寝室と事務所は西側です。事務所は外からも出入りでき、主寝室にはご要望の大きな収納、ウォークインクローゼットを隣接させました。隣接する仕切り壁には、旧家を取り壊す前に残しておいた欄間を取り付けました。

2階の子世帯へは、傾斜した北側道路の中腹に設けた木製の階段でアプローチします。玄関の位置は1階同様の北側中央になっています。玄関から東南のLDKに入ると、勾配天井の空間です。キッチンにはご要望の対面キッチン、リビングから東側のウッドデッキに出ると、花火が楽しめるようになっています。1階と同じようにキッチンの北側が洗面脱衣室と浴室です。お風呂からも眼下の景色や花火が楽しめます。2階の北西側に計画した主寝室にはウォークインクローゼットがあり、南西に設けた子供室にはロフトを計画しました。
実は、1階と2階の間取りは基本的に重ねっているのですが、ちょっとの違いが、それぞれの世帯らしさを現していると感じられる家にする事ができたと思っています。

今回は、1階アプローチのコンクリートや、玄関のタイル、2階の内装の漆喰壁など、自主施工をして頂いく部分を残しての引き渡しとなり、また、1階ウッドデッキやお庭の計画もあり、この新しい家が、計画が始まったときにはまだ、1歳だったお子さんと共に成長して、孫、ひ孫へと受け継がれて、また多くの思い出の舞台となる事を願いたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方
松匠創美の「建てた家

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木の注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   ごあいさつ「フォトフェス~いつかは葉山へ~」

【2】   家づくり雑記帖 「施工事例- 3層吹抜のある家」
(※申し訳ございません。こちらはメールマガジンの記事になります。WEB検索からお越しの方は、お手数ですが、こちらからご覧いただけますと幸いです。)

【3】   家づくりのいろは「ごあいさつ」

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【1】 ごあいさつ『フォトフェス「いつかは葉山へ」』

こんにちは。葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】の久保です。葉山辺りも春一番が吹き、少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。玄関脇にオオイヌフグリの花が咲いているのを見つけました。

そんな葉山町とパナソニックのコラボレーションによる、『フォトフェス「いつかは葉山へ」』が017年2月9日(木)から開催されています。期間は、3月6日(月)午前10時まで、詳細は、下記をご覧ください。
http://lumixclub.panasonic.net/smart/campaign/o_000014/

さて、次回配信より、この「ごあいさつ」のコーナーを千葉が担当することになりました。これまで、私の拙い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。引き続き「木の家を知る・建てる・暮らす」をよろしくお願い致します。

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【2】 家づくり雑記帖 「松匠創美の建てた家 3層吹抜のある家」

こんにちは、設計の田中です。
今回の家づくり雑記帖は、松匠創美の建てた家です。クライアントとの打合せを重ねに重ね、昨年11月に完成した「3層吹抜のある家」をご紹介したいと思います。

3層吹抜のある家のクライアントとの出会いは、毎年、海の家「LHA」の建築をさせていただいている不動産屋「LHA LAND」さんのご紹介で、当時、建築中の松匠創美の現場へお越し下さったご縁から、一緒に家づくりをさせて頂く事になりました。

敷地は、一つの宅地を南側2区画、北側1区画に分割した敷地ですが、東西に長く、広さにゆとりがあり、北と西の2方向で接道している角地でした。

クライアントのご希望は、3階建の家。ご高齢のお母様との同居。それぞれ独立されている息子さんたちが遊びに来た時に車が停められるスペースの確保。趣味のアウトドア用品を納められる部屋。そして丈夫な構造がありました。

また、クライアントは一級建築士でらっしゃるのですが、普段は木造住宅を専門にしていないと言うことで、私共へご依頼を下さいました。そのため、今回の家づくりでは随所で一緒に考えていきたいとのご要望もありまして、詳細に打ち合わせを重ねて行きました。特に構造計画の際はクライアント自らよりバランスの良い構造計画になるようご提案を下さいました。

こうしてクライアントと一緒に進め完成した家は、敷地の東側に駐車スペース。西側にアウトドアスペースを計画し、建物へのアプローチは北側道路になりました。玄関を一歩入ると、上部が3層吹抜になっている1階ホールになります。この3層吹抜空間が家の中央部分を貫いている事で、光や風、床暖房で温められた暖気、夏場の熱の排出、生活の音や、家族の気配、動線機能など、たくさんの事が繋がって結びついています。

3層吹抜の1階ホールの西側には、南に面して個室、その北側には土間の趣味室、ホールを挟んで東側には水廻りが配されています。趣味室は外部に計画したアウトドアスペースからも直接出入りできるようになっています。吹抜の中に設けた2階への階段を上がりますとDKになっています。建物の南と東に面したDKは採光条件も良いので、朝食時に朝日が程よく入ってきます。吹抜の反対側にあるのがリビングです。リビングにはご要望の畳コーナーと広いバルコニーを計画しました。小上がりになっている畳コーナーの下には布団がしまえる引出を設けて、息子さんたちの宿泊に対応できるようにしました。更に吹抜に沿って階段を上がるとプライベートスペースの3階になります。3階の個室は、屋根の角度に合わせた高い勾配天井になっています。梁の上を開放した間仕切壁は、緩やかに吹抜と繋がりつつ、プライバシーを保ちます。お母様の為の住宅用のエレベーターは、今回は2階までとしました。このエレベーターも吹抜に面して計画しています。

3層吹抜のある家では、趣味室の壁、トイレのカウンター、食品庫の棚、個室のカウンターに、クライアントが昔から倉庫にお持ちだった古材を削って表面を綺麗にして造作し、お母様の嫁入り道具、洗い張りの板をハンガーパイプ受けに再利用し、古い引き戸を押入れ下段で使うなど、思い出の品を組み込むことも出来ました。
クライアントにお会いすると、いつも笑顔で迎えて下さり、松匠創美としても思い出となる家づくりになりました。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方
松匠創美の「建てた家

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【3】 家づくりのいろは

こんにちは、千葉です。
この3年半、家づくりに関することを様々な方向から勉強を兼ねて、メルマガを書かせていただきました。まだまだ勉強しなくてはならないことだらけの私ですが、ここで一度終止符を打たせていただき、これからは皆様に葉山の魅力をお伝えすべく、葉山にまつわる内容を書いていこうと思います。

お読み下さった方が、葉山の魅力や、お得な情報、子育てに関すること、歴史に関すること等々、楽しんでいただけるような内容にしていきたいと思います。
さて、今回は私的なことになるかもしれませんが、葉山には葉山災害ボランティアネットワークという団体があり、私はここの会員です。災害が発生すると被災地へ足を運びますが、先日はもしも葉山で災害が起きて、外からのボランティアが必要になった時の、ボランティアの方を受け入れるための設置運営訓練をして参りました。
実際にやってみていかに、大勢のボランティアの方を受入れ、必要とされているところに派遣することが大変なのか勉強させてもらえました。
葉山はやはり津波の心配もあり、松匠創美も森戸海岸のすぐそばです。大きな地震が来たらどのように、どこへ逃げるか考えておかなければなりません。災害はいつどこでやってくるかわかりません。玄関に行くまでにガラスなどで怪我をしないよう、枕元には必ず、靴と懐中電灯を用意した方がいいそうです。これを機会に防災備品を見直してみるものいいかもしれません。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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