2週間ほど前のことになりますが、『大黒柱のある家』で、

引き渡しの前に気密試験を行いました。

そのことは、こちらで少し触れています。

そして、今日は、松匠創美の事務所兼ショールームの建物で

気密試験を行っていただきました。

通常、気密試験は、新築の建物で行うものとのことで、

今回は既築の建物ですが、日本住環境株式会社さんに

無理を言って、実現いたしました。

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いつもは空之介が外を眺めている場所に

測定器を設置することになりました。

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自分の定位置を大きな何者かに占領されて、

ちょっと黄昏ている空之介です。

ワンワン攻撃を仕掛けることがなかったのは助かりました。

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一枚目の写真の測定器で建物の中の空気を排出し、

内部の気圧を負圧にすることで、建物の隙間を割り出します。

その際、大きな穴などがありますと、圧がかかりにくくなります。

そのため、換気量が計算できます換気扇用の開口部などは、

写真の様に塞いで測定をします。

10年以上前に建てた家ですが、今回無理を言って

測定をしていただいたことでいろいろなことが分かりました。

概ね目論み通り、腑に落ちる結果だったことは喜ばしいことです。

詳細は改めて、ご報告したいと思っております。

今日はお天気にも恵まれまして、

『大黒柱のある家』の撮影を行いました。

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最近ではいつも撮影をお願いしているカメラマンの中島さん。

猛暑の中、汗びっしょりになりながら頑張ってくれました。

いつも我儘に答えて下さってありがとうございます。

本日撮影をしました写真が、仕上がって来ましたら、

また、ご紹介させていただこうと思っております。

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さて、撮影の合間に、午前中には建築の完了検査を受けました。

本日の検査員さん、とても丁寧に確認をしてくれて、

特に指摘事項はなく、無事終了致しました。

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そして、午後は、気密試験を行いました。

気密試験とは、対象建物にどのくらいの隙間が空いているのかを

測定する試験なのですが、これは今回、トライアルと言うことで

壁の断熱材の施工を専門の職人さんに依頼しましたので、

その結果を計測してみようと言うことで実施されました。

*この気密試験につきましては、とても良い結果が出ましたので

後日改めてご報告したいと思っております。

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そして、夕方からは、水道局による検査がありました。

こちらも、無事完了しまして、盛りだくさんの一日を終え、

明日の引き渡しを迎えることが出来そうです。

今日は、

改正省エネ基準の基本を「自立循環型住宅講習」から学ぶ

というセミナーを受講してきました。

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上の写真、間違い探しゲームのようなのですが、

左側は以前こちらご紹介したテキストです。

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奥付をみますと、2005年に第一版が発行されていて、

その後何回かの改訂が行われています。

そして右側が、今回使用されたテキストです。

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こちらも奥付けを見てみますと、昨年第一版が発行されたもので、

入門編の文字が追加されていることがわかります。

内容的には、家電エネルギー消費量算定プログラムについて

と、ケーススタディの結果が加筆されていました。

自立循環型住宅への設計ガイドラインは「ものさし」ですので、

ものさしのメモリが簡単に変わってもいけませんから、

当然と言えば当然ですが、安心しました。