2005年に構造計算書の偽装が発覚したことから、

2007年に建築確認手続きの厳格化が施行されました。

それによって、申請図書は格段に増え、

つまらないと思えるようなことに神経を使って、

大切なことに気が回らないような状況を生み出していました。

もちろん、内容全てがという訳ではなく、

厳格化されたことでそれまで見逃していたような点にまで

注意をするようになったりと良い面も多くあったと思います。

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そして、2010年建築確認手続き等の運用改善が行われます。

 1.確認審査の迅速化

 2.申請図書の簡素化

 3.厳罰化(違反設計等への処分の徹底など)

 4.その他

今日はその講習会に出席するため

パシフィコ横浜へ行ってきました。

内容は改善されて、いい感じのところへ落ち着いたようです。

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お天気もいい感じの清々しい一日でした。

昨日は建築士会の主催で「木構造伏図」を学ぶ講習会が

横浜市開港記念会館でありました。

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開港記念会館の内部では修復して美しさを取り戻した

ステンドグラスを見ることができます。

このステンドグラスは、西洋の教会に見られるものとは

技術的に異なる日本独自の技術で作られているそうです。

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中々趣のある会場での講習会でしたが、

今回はコアスタッフとしての参加でしたので

間違いがないようにと、ちょっと緊張しました。

大丈夫だったと思っているのですがどうでしょう。

全4回のシリーズです。残り3回も充実した講習会になるように

微力ながらお手伝いしたいと思います。

「自立循環型住宅への設計ガイドライン」というものが有ります。

2005年に財団法人建築環境・省エネルギー機構より

設計に携わる実務者向けに居住時のエネルギー消費量を

低減できる実用的手法を解説したものとのことです。

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ただこのガイドライン、講習を受けないと手に入りません。

そのためか、魅力的な名称なのにあまり普及していません。

これまでも右側のリーフレットはあちらこちらで頂くのですが

肝心のガイドラインは目にするコトも有りませんでした。

そこで今週、やっとその講習を受けてきました。

このガイドラインは

住宅の性能を測るものさし(評価ツール)の一つです。

ものさしも色々とあり、以前評価員になりましたCASBEEや

住宅性能表示、住宅の省エネルギー基準などがそれに当ります。

では、「どのものさしを使用するのがいいのか?」迷います。

ただし、国の補助金や税制、金利の優遇などを受ける場合には

各々どのものさしを使うかが決められています。

そのためどのものさしも使えるようにしておかないとなりません。

これ以上ものさしが闇雲に増えて行かないことを望みたいです。

 *  *  *

その後、首の調子はひと晩寝ても、良くも悪くも変わりません。

もう少し様子を見てみることにしようと思っています。

 

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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