葉山の現場は今日、基礎の立上りの型枠を組みました。

毎回、一番確認作業が大変な工程です。

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木造在来の建物の場合、コンクリートの基礎の上には、

木軸組の土台を敷き、柱を建てます。

この基礎の立上りと、土台及び柱をしっかりと緊結することが

建物の強度を保つために、求められています。

そのために、基礎の立上りには、

これらを緊結するための金物のアンカーボルトを

コンクリートを打設する際に埋め込みます。

これはコンクリートに埋め込まれますので、

後で動かすことができません。

ちょっとしたズレによって、他の金物と干渉してしまったり、

土台の継ぎ手の位置と合わなくなってしまうようなことが

起こる可能性があります。

そのため丁寧な確認が必要になります。

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この時点で如何に精度を上げられるか、

毎回、毎回基礎屋さんと切磋琢磨しながら進めています。

葉山に建築中の新築住宅で、今日は配筋検査がありました。

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先ずは、自主検査。

耐圧盤のベース配筋に、やや間遠い部分を発見。

配筋を一本足してもらいました。

そして、ホールダウン金物用のアンカーボルトの位置の確認。

毎回のことなのですが、図面に自分たちで

ホールダウン金物の設置位置寸法を記載していないため

その場で暗算しなければなりません。

回を重ねるごとに、要領が良くなるどころか、

計算ができなくなってきていることに、ショックを受けます。

計算脳を鍛えないといけません。

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その後、検査員が来て、図面をよーく見ながら、

チェックをしてくれました。

指摘事項もなく、無事合格しました。

きれいにピシッと出来ていて、気持ちいいと言っていただきました。

ありがとうございます。

これで明日は朝からベースコンクリートの打設ができます。

葉山で基礎工事中の現場へと設計の田中が

金物の指示の入った図面を届けに出掛けました。

すると、現場からの電話で

「自転車ですぐに現場へ来い」と呼び出されました。

何事かと不安な気持ちで、言われた通り、

事務所からはひたすら上り坂の現場へと自転車で向かいました。

(実際、半分は自転車を押して歩いているのですが・・・)

とりあえず現場へ到着して話を聞いてみますと、

鉄筋の組み方が、設計者の意図と相違する部分があり、

職人さんと押し問答になったとのこと。

話を聞き終わる頃には、何のことはない、

手直しすることで解決しました。

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いい職人さんは、自分の仕事に誇りを持って居られます。

これまでと違うことや、手間のかかることを依頼するときには、

納得して仕事をしてもらうことができるように、

しっかりとお互いの考え方を理解し合うことが大切です。

手直し、ありがとうございました。