今日も昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介をいたします。

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昨日までご紹介をして参りました3階から

吹抜けに面した階段を2階へと下りて来ますと

東側にキッチンとダイニングがございます。

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キッチンはアイランド型で、大きなL型のシンクが特長です。

これは、既に結婚して独立をされている

2人の息子さんご夫妻が、遊びに来られた際に

皆さんでキッチンを囲めるようにと選ばれました。

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吹抜けを挟んだ西側は、リビングスペースです。

リビングの一部には、畳コーナーもあります。

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こちらは日常、お母様が寛がれたり、

息子さんたちご夫妻が遊びに来られた折には、

雑魚寝することも出来るようにと

大きなソファのイメージで

少し高さのある、小上がりにしました。

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そこに生まれた空間に、布団を納めようと、

大きな引出し式の収納を製作致しました。

2階のご紹介はもう少し続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介です。

少し時間が空いてしまいましたので、おさらいから

完成写真1では、3層の吹抜けについて、

完成写真2では、3階の2つの個室についてを

ご案内して参りました。そして、3回目の今回は、

3階のまだご紹介していなかった部分についてです。

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3階の床には、屋久島の地杉を貼っています。

貼る前と完成時には桐の油をクライアントご夫妻に

塗っていただきました。

*貼る前に塗った時の様子は、こちらでご紹介しています。

その時、節のある材に交じって無節の材があることに

気付かれたご夫妻が、塗りながら選別して下さり、

廊下部分は無節の材で揃えることが出来ました。

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個室の床は、スギの節有り赤味材で個性的な表情に、

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一方の廊下部分は、無節で優しい表情になりました。

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3階にはもう一部屋、納戸があり、ここには、

お手持ちの材料を利用して、棚を造作しています。

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窓下のカウンターには、

今では貴重な材となった無垢のラワン材を利用し、

その両サイドには、

クライアントさんのお母様とおばあ様、それぞれが

嫁入りの時に持ってきた洗い張りの板を利用しています。

脚の部分にその名残が見られます。

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また、収納の引き違い戸も60年近く前のもので、

無垢材のしっかりとした造りですので、

戸のサイズに合わせて収納の大きさを調整しました。

これから更にもう60年活躍してくれる事に期待です。

次回は2階をご紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も昨日に引き続き昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介です。

3階には、吹抜けを挟んで2つの個室があります。

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1つの部屋はホームオフィスとして計画をしました。

普段は開放的に使用できるよう、

もう一つの部屋とキャットウォークでつなげ、

吹抜けの周りを回遊ができるようになっています。

来客時に扉を閉めれば、個室になり

客間としても利用することも可能です。

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この部屋の棚はクライアントさんのお父様が大切に

保管されていたラワン材を新たに削り直し製作しました。

眠っていた材が日の目を見ることが出来、嬉しいです。

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また、もう一つのお部屋は、主寝室です。

撮影時には収納がまだ置かれていなかったのですが、

部屋の中央部分に収納を置き、仕切ることで、

ご夫妻のコーナーが緩やかにつながった空間になりました。

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また夏場に少しでも涼しくお休みなっていただければと

主寝室にもハイサイド窓を設けています。

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3階の個室の壁は小屋梁までとし、

扉を閉めても梁の上で空気がつながり、

光や風は流れ、気配も感じられるようになっています。

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『3層吹抜けのある家』のご紹介はつづきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。