こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木で注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。
【1】 こんな感じに過ごしています 「 新婚旅行へ その2 」
【2】 家づくり雑記帖 「 専用コンセント 」
【3】 家づくりのことば 「 シンボク 」
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【1】 こんな感じに過ごしています 「 新婚旅行へ その2 」
こんにちは 野上です。
赤く色付いた山々の様子や 真っ白な雪をかぶった富士山が見える海辺など葉山の今の様子をお知らせしたいと思っていたのですが・・・この何日か風邪をこじらせてしまい ゆったりと散歩したり 気になるお店に出向いてみたりできませんでした。 そんな訳でと言うのもなんですが 先月の新婚旅行の岡山で 気に入ったお店があるのでお話させて下さい。
旅行に行く前に読んだ雑誌に 岡山市内のカフェが何店舗か載っていました。その中の1つのお店がとても気になっていて・・旅行最終日になってしまいましたが 早朝一番でお店に向かいました。 雑誌の写真を見た時に 店内はとてもシンプルでスッキリとしているけれども コーヒーを淹れているご主人の姿から温かみというか人柄がにじみ出ているのが伺えて お店というかそのご主人に会ってみたかったのです。 岡山駅と後楽園(日本三名園の一つ)との間に位置する場所にある カフェ「マチスタ」さんは 大きなガラス窓から店内がよく見えて すぐご主人がいるのがわかりました。
紺色のウールのニットがお似合いのご主人は思ったとおり 優しそうな感じの人でした。 カフェオレを注文してテーブル席で待つことにして店内に目を向けると コンクリートがむき出しの壁と床に 注文を受けコーヒーを淹れる為のステンレスカウンターとその奥に簡単なキッチン ホールにはテーブル席が1組と窓際のカウンター席があるくらいのちいさな空間でした。他にお客さんがいなかったので お店の様子など写真に撮ってもいいか許可をいただいて さりげなくコーヒーを淹れる姿を除き見たりしました。 ひんやりとしてシャープな印象になりがちな店内ですが 穏やかで優しい感じを漂わせつつ コーヒーを淹れ続けて何十年のベテランという貫録もあるご主人の立ち姿が合わさって 落ち着いて居心地のいいカフェに私は感じました。
いつもなら「雑誌を見て 神奈川から来ました!」と 自己アピールをする私ですが 今回ばかりはおとなしくすることにして ゆっくりとカフェオレを楽しみました。
窓の外を眺めていると 前の道路を路面電車が走っている事に気づきました。 ちょっと懐かしい形をした路面電車と 四角いビルが建ち並ぶ市の中心の町並みの対照的な感じがマチスタさんのお店の印象に似ているような そんな気がしました。
葉山に帰ってきてから カフェ「マチスタ」さんのブログを見つけました。私がご主人と言っていた方は「コイケさん」と言う方だそうで 正確にはお店のオーナーさんではないそうなのでした。詳しい事は・・・省略しますが コイケさんがカウンターに両肘をつきその手のひらに顔を乗せてお客さんを待っている姿を お店を出た後に見ちゃったのですが なんとも可愛らしくて「葉山にも欲しいなぁ」と思ったお店でした。
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【2】 家づくり雑記帖 「 専用コンセント 」
こんにちは設計の田中です。
12月になって、クリスマスのイルミネーションがキラキラと賑やかになりました。
毎年、年末に参加する餅つき大会に向かう道中には、とても綺麗に飾った幼稚園がありまして、三浦半島ではちょっとした観光名所になっています。
聞くところによると、新築住宅でもイルミネーションをする用にコンセントの配置を計画する事もあるようですが、今日は日常生活に欠かせないコンセントの事を書きたいと思います。
昔、炊飯器でご飯を炊きながら、電子レンジを使ったら家のブレーカーが落ちてしまうなんて事が良くありました。朝の忙しい時間帯ですと洗面所ではドライヤーを使っていた子供が怒っていたり、夜の場合ですと暗い中で懐中電灯を照らしながら、ブレーカーを入れ直す事なんかが良くありました。
ブレーカーは、分電盤、又は配電盤と言われるものの中に入っていますが、大昔は、露出されていました。
ブレーカーが露出されていた時からそうでしたが、主幹ブレーカーとその下に分岐ブレーカーが数回路あり、そこから各室のスイッチやコンセントへ配線されています。
一つの分岐ブレーカーから使用できる電気は20Aまでと決まっているのですが、家電製品がどんどん普及していく中ではキッチンのコンセントから更にタコ足で分岐され、そこに炊飯器と電子レンジを繋ぎ使用電力が20Aを超えてしまい冒頭のような事態が各家庭で起きていたのです。
最近は、この用な事態を起こしかねない使用電力が1000Wを超える家電製品が沢山あります。炊飯器、トースター、湯沸しポット、電子レンジ、ホットプレート、食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、ドライヤー、掃除機、エアコン等がそうです。
これらの家電製品の配置を事前に計画することで、1つの分岐ブレーカーから、それ専用コンセントを設け、ブレーカーが落ちるのを解消できる用になっています。
例えば、エアコン用のコンセントをLDKに一つ。寝室にも1つ。ドライヤーを使う用に洗面台の前にも専用コンセントを一つ。洗濯機に一つ。キッチンでは、電子レンジ用に1つ、炊飯器とトースターは同時に使わないから二つで1つ。等々です。
20年ほど昔は分岐ブレーカーが12回路くらいの分電盤でしたが、今では回路数が増えて22回路くらいになってきています。初めから家電製品の置き場所を決めておくのは、打ち合わせが大変だと思いますが、上手に専用コンセントの計画をしてみて下さい。
設計:久保歩美・田中伸二 松匠創美の「家づくりの考え方」
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【3】 家づくりのことば
私(野上)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語がたくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。
○ シンボク
家を建てるのに必要な設計図面ですが 内容が様々ですので 枚数も何十枚となります。 紙面にしてプリントアウトすると管理も大変なので ファイルにとじたり製本をします。
その整理をしている時に図面をよく見てみると 左上の隅に 円の上下斜めに線が突き出たコンパスの様なマークが描かれている図面がある事に気づきました。 そのマークの下には「真北」と書いてあります。 コンパスだと「Nか北」なのに マキタってなんだろう?と思い「このマキタってなんですか。」と聞いてみました。
すると「これは シンボク と読むんだよ。」との答えが。「どうしてシンプルに キタ じゃないんですか?」と聞くと「コンパスなどで普段測っている北は磁北と言って正確な北(真北)とはずれているの。建築では家を設計する時、隣りに建つ家が日影にならないよう、太陽の正確な位置を図ってその方位を示す必要があるのよ。」と教えてもらいました。 なので“北”と書かずに磁北と区別して きちんと真北と示すのだそうです。
○ 真北
天文的に正確な北、建物における日照の検討では太陽の位置を厳密に規定する必要があり、磁北より精度の高い真北方位測定をする。 「建築学用語辞典 岩波書店 より」
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