■ 第35号 ■
■□・・――――――――――――――――2010年11月24日
木の家を知る・建てる・暮らす
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□こんな感じに過ごしてます・・・
こんにちは 田村です。
葉山在住のイラストレータで お友達の中川彩香ちゃんから「今日から葉山で個展を開くから見に来てね!」とメールが届きました。
彼女はおもに キャンバス生地にアクリルペイントでお花や動物達の絵を描き その上からミシン刺繍を施した作品を作りだしていて 額に入れて壁に飾る物から バッグやブローチなどの手作りの小物までとバラエティに富んでいます。
私はバックをいくつか愛用していて 特に猫をモチーフにした物は 持ち歩いていると 立ち寄ったお店やカフェでよく「可愛いですね どこの物ですか?」と 声をかけられるんです。
自分を褒めてもらえたようでとても嬉しくなります。なのでいつもお財布に彼女の名刺を何枚か入れておいて 「宜しくね。」と宣伝して回っているので「営業部長みたいだね。」と彩香ちゃんに言われています(笑)
葉山の芸術祭の時に自宅で展示販売をしているのですが 今回はギャラリーでとの事。
場所を確認すると 事務所に近いギャラリー「tiptoe」さん。自転車で何度か前を通りかかったことがあるのですが まだ覗いたことがありませんでしたので 楽しみに出かけてみました。
1階をギャラリーにしたお宅のようで 女性のオーナーさんが庭に咲いたお花の手入れをしていらっしゃいました。
挨拶をして中に入ると 玄関には代表的な色鮮やかで明るいキャンバス生地の作品が その奥のスペースには今回新しく革で作った落ち着いた色合いのバックや ゴールドの絵具で描かれた花の絵が並んでいました。
彩香ちゃんは不在でしたので オーナーさんにお話を聞くと「春や夏のイメージの作品が多いので 今までと違った秋冬っぽい物を作ってみては?」と 提案したんだそうす。
「tiptoe」さんでは通常は 若い器作家さんの作品を展示販売していて まだ名は知られていないけれども 個性的で面白みのある作品を集めていらっしゃるということでした。
「木・金・土曜日と時間があれば日曜日も・・葉山時間でのんびりやってるんですよ。」と ほほ笑みながら話すオーナーさんは 1年ほど前に兵庫県宝塚から葉山へ越して来られたそうですが すっかり町に馴染んでしまっているようでした。
彩香ちゃんの「はなのかたち」展は 来月12月5日(日)までで その期間中は毎日開けていらっしゃるということなので 是非どうぞ。
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こんんちは、設計の田中です。
今日は、家づくりの打合せで使う模型の意味や活用方法についてお話ししたいと思います。
松匠創美では、設計契約前の一回目の計画から模型を用意する場合があります。
何も決まっていない中、模型までも用意をすることがあるのは、平面の図面と立体の模型を使う打合せが、一緒に家づくりをしていく上でとても進めやすいということを体験していただく為にしていします。
他にも、家づくりの打合せで模型は、完成像以外の目的で何度も登場してきます。
隣地の建物の影響が大きい場合は、周辺の建物の模型をつくり、配置計画で悩んでいる場合は、建物の塊模型をつくり、屋根の形が決まらない場は屋根のパターンをいくつかつくり、最終的には、窓の大きさや位置、日の差込み方が検証できる、間仕切り壁や窓の付いた模型をつくります。
このように、未確定の部分を模型を手にしながら一つづつ一緒に決定していくことができるのです。
実はこの模型を見る時には、ひとつコツがあります。
それは、姿勢を低く人の目線になって覗き込んで見ることです。
そうすることで、
「駅からの帰り道、こんな風にだんだんと自分の家が見えてくる」
「庭からは、こう見える」
「冬の日差しの差し込み具合は?」
図面や、鳥の目線では解らない良さが見えてきます。
さらに最近では、動画撮影することで、よりリアルに見ることも出来ます。
特に松匠創美の設計の場合は、立体的な繋がりを大切にしていますので、吹抜を通して家族や、光と空気が密接に関わっています。
覗き込んでは、実際の暮らしをイメージして頂けると模型が効果を発揮すると思います。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」
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□家づくりのことば・・
私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。
〇おうかざい
「家を建てる時に必要なモノとして何か挙げてみて。」と言われたら 私は「柱(はしら)」と まずは答えると思います。
それくらい柱という言葉は一般的に馴染みがあると思うのです。
以前も紹介しましたが 柱と言うのは垂直に立てられた部材のことをいいます。
では 横に渡している部材は一体何と言うんだろう?
「何か簡単な呼び名があるはず。」と思いましたので 久保に聞いてみることにしました。
すると「横の部材も名称が色々あるんだけど 総称して“おうかざい”と言うんだよ。」と教えてくれました。
「おうかざい・・ですか?」はっきりいって初めてきいた言葉ですしずいぶんと難しそうな響きです。
どんな字なんだろう?と PCで検索してみると「横架材」と出てきました。
漢字にすれば なるほど。とも思いましたが ちょっと中華屋さんほいかも・・と またニヤニヤしてしまうのでした。
〇横架材=建物の骨組で、横に架け渡された構造材のこと。
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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい
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