正月休み最終日の5日には、

『発信//板橋//2013 ギャップ・ダイナミクス』

と題された6人の作家による展覧会を観に、

板橋区立美術館まで行って来ました。

現代アートは苦手な分野ではございますが、

どの作家さんの作品も力があり、見応え十分でした。

この日が最終日だったのですが、途中NAVIが迷走しまして、

あまり時間がなく、ゆっくり見られなかったことが、心残りです。

大矢りか 立ち尽くす木

さて、その中でも今回、一番の目的は、

大矢りかさんの作品 『 立ち尽くす木 』 です。

朽ちることを表現しているこの作品に惹かれます。

大矢りか 立ち尽くす木 タテ

「廃墟ブーム」というものもありましたが、

朽ちていくその姿は多くのことを訴えかけて来ます。

それ故、皆、心を奪われるのではないでしょうか。

そして、日本人が、桜(ソメイヨシノ)をこよなく愛するのも

「散り際の美しさ」故、 似た感覚のような気がします。

朽ちることの魅力に気づくと、枯れることも素敵なことだと思えます。

松匠創美で建てる家は、いつかは地球にかえる素材を選び、

住まい手さんに愛され、朽ち果てるまで建ち続けていて欲しい

との思いで、設計をしています。

りかさん。いい刺激をいただきました。ありがとうございました。