先週は、大黒柱のある家が上棟したことをご報告しましたが、
最近では上棟の日になくてはならなくなった『レッカー車』について
今日はご紹介しようと思います。
上棟の日は、事前に工場で加工した柱や梁を
その日1日で一気に組み上げてしまいます。
そのため、今回のように梁成が39㎝の材などがありますと、
大工が6人くらいいても、組み上げるのは至難の業です。
そんな時、レッカー車が据えられる現場では、
強い味方になってくれます。
大きな梁などはレッカー車で吊り上げておいて、
組むことができますと、安全に作業を進めることが出来ます。
合板も、最近では厚いタイプを使用することが多く、
レッカーで荷揚げができるかどうかで、
大工さんの疲労具合にも影響してきます。
一方のレッカー車のオペレーターさんは、
空を見上げれば電線がそこかしこへ伸びていて、
安全に操作することは結構大変そうに見えます。
今回は、敷地内にレッカー車を据えましたので、
道路側に置かれた材料を電線を超えての上げ下ろしになりました。
近くで見ていると、かなりの迫力です。
そのためレッカー車は、いつもお子さんたちを釘付けにします。
上棟の日、大工たちは、足場の悪い高いところでの力仕事、
相当の緊張が強いられる作業になります。
それをサポートしてくれるのが、『レッカー車』です。