松匠創美のメールマガジン「木の家を知る・建てる・暮らす」

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「床置き」

【2】   家づくり雑記帖 「森林の影響」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―キッチン4―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「床置き」

こんにちは、片付け好きの久保です。関東地方も梅雨入り、ウールのセーター類の洗濯を終えることができませんでした。お天気と相談しながら夏前には終えたいと思っています。

今回は自分自身、部屋が散らからないように努めていることについてです。努めていること、それは『モノを直に床置きしない』ということです。よく散らかっている部屋のことを「足の踏み場もない」と例えたりすることからも判るように、部屋の中で多くの面積を占めている床にモノを置き始めますと、それは、それは、たくさんのモノを置くことが可能となります。すると気づいた時には、モノがあふれ、片づけることもできないような状況になっていたりするものなのです。

以前、友人の家へ遊びに行った際に「散らかって片付かないんだけれど、どうしたらいい?」。と相談されたことがあります。そこで、収納の中をのぞかせていただくと、中はスカスカ、あまりモノが入っていません。床置きせずに収納の中にモノを置くことができれば、部屋は片付いた状態になりそうなのです。

まずは、床置きしないように心がけてみるのは、いかがでしょうか。

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【2】       家づくり雑記帖 「森林の影響」

こんにちは設計の田中です。
前々から、一度整理しておきたかった事の一つに林業と森林があります。
日本の文化は森林が作ったとも言われている大きなテーマですが、今日はその「森林の影響」について書いてみたいと思います。

国土の67パーセントが森林に囲まれている日本は、森林からの恵みを多く受けて生活しています。例えば、一見関係のなさそうな海産物もまたそうです。
2011年。国連森林フォーラムは、2011国際森林年に際し、森を守る為に地道で独創的な活動をしている功労者に、地域別にフォレストヒーローズとして顕彰する事業が行われました。アジア地域からは、日本の漁師である山崎重篤さんが選ばれ、世界的にも大きな話題になりました。
山崎重篤さんは、宮城県気仙沼でカキやホタテの養殖を営んでおり、カキやホタテの成長には海に栄養分を運ぶ川の上流の森林状態の影響が大きい事に気づきました。そこで、1989年漁師の森づくりが始まり「森は海の恋人」を合言葉に3万本の植樹を行い海の健康を取り戻すことに成功します。後にこの植林運動は全国で行われるようになり、今では教科書にも載るようになりました。

また、森林が豊かでなくなる事による影響は、川や海に運ぶ栄養分の減少だけでなく、災害による被害をも生みだします。

例えば近年多く発生している土砂災害は、雨量の問題だけでなく森林の治水力が大きく影響しています。実はこの事は、古代から分かっていたようで、ずっと時代を遡って大和朝廷時代、洪水から水田を守る為に、森林の伐採を禁止し植えて生い茂るよう、法の整備をしていたそうです。一説には世界最古の保安林法とも自然保護法とも言われています。また、飛鳥時代の記録には、森林伐採禁止令があり、高まる木材の需要増加と水田開拓と比例して起きる水害の原因が上流の草木伐採の影響によるものとして出来た政令だったそうです。

もしかしたら水害が山から来る事から、山の神様に逆らわない意図での法整備だったのかも知れませんが、自然に寄り添う姿勢や我慢強く研究熱心な日本人の一面が形成されたのは、やはり森林の影響が大きいのかも知れません。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは「造作家具―キッチン4―」

こんにちは、千葉です。

紫陽花がきれいに一気に咲きだしたように感じます。5番目の息子が、保育園で、紫陽花の折り紙の折り方を教わってきました。小さく折り紙を切って昔、私も作ったことを思い出しました。

今日の「家づくりのいろは」は、キッチンの扉に注目して勉強してみたいと思います。
キッチンのキャビネットの扉というと、スライドタイプ、開き扉タイプが多いように思います。吊戸棚では、昇降式の扉もあり、これには手動式と電動式があるそうです。
我が家のキッチンキャビネットもスライドタイプで、奥まで有効に使えて便利ですが、開け放しておくと危ないですし、邪魔にもなります。それは、扉タイプも同じだと思います。
松匠創美の造作キッチンでは、引き違いの扉を多く使用しております。大きな引き違いの扉を開け放しても、通るのに邪魔ではないし、換気も容易にできます。とてもシンプルなので、我が家のキャビネットより、掃除も簡単に出来そうです。そう言えば昔、祖母の家にあった食器棚はみんな、引き違いの扉だったように思います。造作キッチンなら、スライドタイプも扉タイプも引き違いの扉も選べ、組み合わせることが可能です。
事務所兼モデルハウスの松匠創美のキッチンも、引き違いの扉です。
ご興味のある方は是非、見学にいらして下さい。

メルマガ 2015-06-10

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出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「揃える」

【2】   家づくり雑記帖 「レッチワース 4回」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―キッチン3―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「揃える」

こんにちは、片付け好きの久保です。とても気持ちのいい季節になりました。しかし梅雨が来るまでのこの間に、冬物衣類の洗濯を終えられるのか少々心配になり始めた、今日この頃です。
今回は、『揃える』について。『揃える』の類義語は、並べる、整える、整理する、片づけるなどです。日頃“揃えるの好き”の田中から、「どうして揃ってなくていいのか意味が分からない」とよく言われておりまして、片付け好きとしましては、片づける、の類義語でもある、揃えるに何故自分はそう興味がないのか、辞書で各々のことばの意味を調べてみることにしました。

すると、揃えるには、1.二つ以上のものの、形、大きさ等を同じにする。2.きちっと整った状態にする。3.必要なもの、あるべきものを集める。欠けたところがないようにする。との意味があり、一方の片付けるには、1.物を適当な場所にきちんと入れ納める。乱雑に置かれている物をまとめ整える。2.仕事をすっかり終わらせる。物事をうまく処理する。とありました。

揃えると片づけるは同義語でも、その言葉には異なる意味合いがあり、混同して考えがちですが、違いを意識してみるとひとの習性が判り易くなるような気がしました。

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【2】       家づくり雑記帖 「レッチワース 4回」

こんにちは設計の田中です。
長くなった100年続くイギリスのニュータウン、レッチワースの話も今回で最後です。最後はレッチワースの「衰退」からの「再生」です。これまでと重複する部分もありますが、少し角度が変わることで見えてくるものもあるように思います。

100年続くイギリスのニュータウンとして書いてきたレッチワースですが、その間、ずっと住環境や街の活力を維持できていた訳ではありません。公社がマネジメントしていた頃は衰退したと言われた時期もあったそうです。特に戦後にできた住宅や中心市街地の建物の評判は悪く、20年前には、中心市街地の店舗の2割が閉店していて、スーパーマーケットは他の地域に移転し、使われない学校までもあったそうです。

実は、これまで書いてきたレッチワースの話は、この衰退した状態から立て直しが行われた後の話でした。立て直しを行ったのが住人からなるマネジメント財団のヘリテージ財団です。
まずヘリテージ財団が再生に向かって手を付けたのが都市デザインの確立、浸透、維持でした。前回紹介した住宅のデザイン指針もそうですが、中心市街地の財団が管理する古い建物を改修し賃貸物件を次々に整備し、娯楽施設や住宅へのリノベーションも進めました。中心部に3時間無料の駐車場を整備し、スーパーマーケットを呼び戻す事にも成功し、時代を感じさせ綺麗に生まれ変わった街並みは賑わいを取戻していきました。土地の資産価値も賃貸料も上がり、そこから得た収入は住宅の修繕の補助金や住環境整備、コミュニティや高齢者へのサポートなどで住民に還元されています。住民は管理費を払う事がない代わりに、街並み維持に努めていかなければなりませんが、街並みが維持され住民が活動的になる事で中心市街地が賑やかにもなるという循環システムが構築されました。

僕がレッチワースについて調べだした理由の一つに、面積、人口、首都からの距離が、松匠創美のある葉山に近かったからなのですが、街の財産を整備し新たな価値を創出した点では、横浜市に似ているのかも知れないと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは「造作家具―キッチン3―」

こんにちは、千葉です。
先日、5番目の息子が保育園でテングサを取りに海に行き、来週は4番目の娘が小学校でテングサを取りに海へ行くそうです。貴重な体験をさせてもらえてありがたい限りです。白っぽい海藻なのですが、あれが寒天になるのかと思うといつも不思議に思います。

今日の「家づくりのいろは」は、キッチンのゴミ捨てスペースについて勉強していきたいと思います。
キッチンは調理のしやすさ、収納力の良さという点がとても大事だと思いますが、ゴミ捨てのスペースも重要だと思います。
ゴミ箱でキッチンのスペースがとられたり、常にゴミ箱が見えていると、せっかくきれいにしているキッチンも台無しになってしまうのではないでしょうか。
造作キッチンにすると、ゴミ捨てのスペースも収納に合わせた形で、組み込むことができ、見た目もすっきりです。
さらに松匠創美では、片付け好きの久保が設計するゴミ捨てのスペースですから、分別もしっかりと出来て、ゴミも迷子になりません。1箇所で様々なゴミがきちんと分別出来て捨てられると、家族みんなが分別の仕方を理解できるようになるのではないでしょうか。

メルマガ2015-05-27
写真をご覧になって頂ける方は、キッチン収納の一部に造られていることがおわかりになると思います。
どのように使うのか・・・知りたい方は、松匠創美にいらして下さい。

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【1】   片付け好きの頭の中 「お知らせ」

【2】   家づくり雑記帖 「レッチワース 3回」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―キッチン2―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「お知らせ」

こんにちは、片付け好きの久保です。今日は片付けにまつわるお話をお休みして、お知らせです。こちらのコーナー、以前は、野上亜里が担当する『こんな感じに過ごしています』 と言う、葉山近郊で行われるイベントや新しいお店情報などをお届けする内容でした。ところが昨年3月より産休に入るため、一旦コーナーをお休みさせていただくことになり、ピンチヒッターとして、片付け好きのコーナーが始まりました。

あれから1年2か月、無事、元気な男の子に恵まれ、育児ノイローゼになりそうだったと言いながらも、子育てに奮闘する日々を送っている野上ですが、家族の状況が変化したこと、葉山町の保育園の事情などから、仕事への復帰が難しいと判断し、先月末で退社することになりました。

野上のコーナーの再会を楽しみにして下さっている方もいらっしゃったと思いますが、どうかお許し下さい。そして、これまで、ありがとうございました。野上は、松匠創美に9年間の長きに渡り在籍し、松匠創美を支えて来てくれたスタッフです。居なくなることは、会社にとってもスタッフ一同にとっても残念なことでございます。

残ったスタッフで、出来る範囲を少しずつ、広げられるように努力して参ります。これからも、どうぞよろしくお願い致します。

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【2】 家づくり雑記帖 「レッチワース 3回」

こんにちは設計の田中です。

前回、前々回と100年続くイギリスのニュータウン、レッチワースの歴史、管理運営について書いて来ました。今日はレッチワースの「街並み」の保護について書いてみたいと思います。

レッチワースの街の大きな特徴の一つとして良く取り上げられるのが、建設当時から行われてきた街並みの徹底した保護です。
建設当時は賃貸住宅のみだったので運営会社が街並み保護を管理していましたが、個人で不動産を所有できるようになった現在でも、その精神を引き継いでいて、所有者が自ら街並み保護に努めなければならない決まりになっています。
例えば、建物の外観や生垣は修理し、綺麗に保つよう努めなければならなかったり、敷地や庭には、ゴミや雑草が無いようにしなければならなかったり、その他にもポスター禁止など細かく色々な事が決められています。また、不動産の所有者が変わる時は、建物の外観と庭の状態をマネジメント財団が調査し指摘を受けた部分は自費で修理しなければなりません。もちろん許可なく建物の外観を変える事も、違う材料で修復する事も出来ない事になっています。

新しく建物を建てる時にもデザイン指針に従って建てる事になっています。レッチワース内の各地区の建設時期によって決まっているデザインコンセプトに合わせて、建物の形状、屋根の形態、材の種類、窓やドアの形、煙突の様式や、前庭やフェンス、垣根や駐車場など、好ましいデザインが写真で示されていて、建築関係者でなくても解りやすいものとなっているそうです。しかも、指針の中ではプラスチック製の建材を使う事は厳禁とされているそうです。
中には、デザイン指針に従う事を嫌う人もいるそうですが。そんな時でも、時間をかけマネジメント財団が「街並み」の保護の趣旨を伝えて理解してもらっているそうです。

そこに、暮らすという事は、そこの街の魅力の一部を担うという事なのだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは「造作家具―キッチン2―」

こんにちは、千葉です。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、前回、5番目の次男がおたふくにかかったことを書かせて頂きました。やはり、その2週間後に長男と三女も見事におたふくにかかってくれました。これでやっと5人とも、かからなくてはならない水疱瘡、おたふくを済ませ、ホッと一安心です。

今日の「家づくりのいろは」は、前回に引き続き、造作キッチンについて勉強していきたいと思います。
前回は持ち物に合わせて収納方法を考えられるという利点にについて勉強しました。今回はキッチンの上に乗る天板について勉強していきたいと思います。

天板と聞いておわかりになりますでしょうか?この場合の天板はキッチンの上に敷かれている板のことを指します。人工大理石、ステンレス、木製などがありますが、造作すると、この天板の種類や形状を自由に選ぶことが出来ます。

ステンレスは、ヘアライン、鏡面などから選ぶことが出来ます。ヘアラインとは単一方向に髪の毛ほどの細かい傷をつける加工を施し、表面のつやを消した光沢の無いものを言い、鏡面は鏡のように光沢の有るものを言います。シンクの形状、水返しも選べます。水返しとは、天板の縁の部分や壁に立ちあがる部分の形状のことを言い、タイルなどの割り付けなどによって立ちあがりの高さを決めることが出来ます。

人工大理石は「天然石」ではなく、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材で大理石の代用品として使われているそうです。樹脂を使用している為、色はカラフルなものからナチュラルなものまで、模様も多種多様揃っています。
双方、傷はつきやすいですが、ステンレスのヘアラインですと、目立ちにくいようです。また、人工大理石ですと継ぎ目がなくきれいな仕上がりになりますが、ステンレスの場合、L型になると継ぎ目が出来てしまうこともあるようです。

松匠創美では、劣化による変色のないステンレスの天板をお薦めしております。

メルマガ 2015-05-13

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