橋を架ける家 ー高気密高断熱の平屋ー

神奈川県茅ケ崎市

橋を架ける家 橋を架ける家
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茅ケ崎市に建てさせて頂いた平屋建ての高気密高断熱住宅「橋を架ける家」の施工例とストーリーをご紹介します。

クライアントとの出会いは、知り合いからのご紹介でした。事務所に最初にお越しくださったのは、2014の2月です。ご紹介とはいえ事前に松匠創美のHPで、設計や施工に関する考え方をご理解していただいて下さったので、すぐに一緒に家づくりをさせて頂く方向になりました。
しかしながら、敷地条件は複雑で、まずは建築可能な敷地かどうかの確認作業から進めさせて頂きました。

元々、畑だったその敷地は、日常的に市民が通行している水路敷に接してはいるものの道路に接していません。その為、水路敷に橋を架け、橋から道路まで占用の通路を設けなければ、建築する事ができませんでした。更に、古い水路敷だった為、市も完全に状況を把握しきれて無く、市との打ち合わせを重ねながら橋の計画をまとめ、一方でクライアントと建物の計画も進めていきました。

建物の計画は、クライアントが、趣味を楽しみながらお一人で暮らす「終の住まい」として進めていきました。ご要望の音楽室のあるコンパクトなプランで、丈夫な構造と温熱環境を整えやすい断熱性を有した家です。
建物の計画が決まりかけ、市との橋を架ける打ち合わせもまとまった頃です。クライアントが大きな怪我をされてしまい、計画は中断する事となってしまいました。しばらく中断し、クライアントから再開の連絡を頂いた時、事情は変わっていました。それは「家の計画は、趣味の家ではなく、夫婦二人で暮らす家にしたい」というものでした。

こうして完成した家は、平屋建ての家です。
玄関は、奥様の希望と、プライバシーの事、コンパクトな廊下の無い家になるようにと考慮して南側中央に配置しました。風除室の役目も果している玄関から、引き戸を開けて更に内部に入ると、家の動線の中心となっているホールです。ホールの東側にも奥様の要望も取り入れてLDKを配置しました。LDKはホールと一体空間になっていて、屋根の形に合わせた勾配天井によって実際の畳数より広く感じられるようにと計画しました。
ホールより北側は洗面と浴室、トイレになっています。西側はロフトへ通じている階段、それと、当初は趣味室になる予定だった主寝室を計画させてもらいました。

初顔合わせから家の完成まで2年かかりましたが、それは、クライアントにとって必要不可欠な時間だったのだなと、感じさせて頂いた家づくりでした。家づくりが少しでもクライアントの「架け橋」となっていたのなら嬉しいです。

橋を架ける家は、久保のブログでもご紹介しています。

 建設地:神奈川県茅ケ崎市
家族構成:ご夫婦
工事種別:新築
工事面積:52.99㎡